ワーホリは学びしかなかった。不可欠な時間だったって話。
2015/09/13
日本に帰ってきて、【どうだった?ワーホリ?】って聞かれます。
その答えはいつも【良かったよーワーホリ。簡単に行けちゃうから行ってみちゃいなよ。】です。
かなり軽く勧めています。いやいやそんな簡単じゃないでしょ。って思うと思うんだけど、私も行く前はそう思ってました。
言葉もわからないし、知らないところに行くのは勇気がいる。旅行ならまだしも、長期間の滞在って難しいって思っていました。
でもこんな簡単に勧めるように言うのは【行ってみちゃえば簡単だったんだ】ってところから来ているんです。そして、一歩を踏み出してみると自分の想像していた以上のものに気づくことができたんです。
こんにちは。看護師を辞めてオーストラリアにワーホリに行ったクスモトです。
そもそもなんで、ワーホリに行こうと思った理由は2つあったんです。
関連記事→ 私がワーホリに行った目的2つを発表します。
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仕事の時間が8時間だとすると1日の1/3を仕事で費やしている。もし、その仕事がつまらなくってやりたくないけど、お金を稼ぐためだったしたらお金を稼ぐために人生の約1/4以上をつまらなくやりたくないことをやっているってことになるんですよね。
こうやって考えるとびっくりですよね。休みの日の楽しいことをちょっと考えながら仕事をしても結局は仕事をすることは変わらないわけで。
仕事が楽しいと思う人はいいと思うんです。やりがいを感じている人はその仕事を続けていいと思うし全うして欲しい。だけど、私はそう思えなくなってしまったという話です。
つい先日、安室ちゃんの新しいアルバムの発売が決まって、ライブも決まって個人的には早くアルバム聴きたいな。ライブ行きたいな。って思っています。
実はこれはワーホリに行く前も同じで。ワーホリに行く前にライブがやることが発表されたんですよね。3年連続で初日に参加してて、今年も…!って意気込んでたんですけど、大好きだった安室ちゃんのライブを我慢してワーホリを行くことを選びました。
好きなことばかり選んでいたら、目の前のことばかりに捕われてしまって将来について考えたい。
思った気持ちを台無しにしてしまう。時には我慢して、耐えることも必要って思ったから。
もし安室ちゃんのライブを選んでて、そのまま働いて毎年同じ理由で仕事をやっていたら、看護師を生涯やり続けることに疑問を持ったけど、稼がないといけないっていう理由で働いていたかもしれない。
自分中心の考えじゃなくって、患者やその家族、または同僚に迷惑をかけることになってしまうのが何よりもいやだった。表面上はニコニコしていても、オーラがでますからね。
最初の一歩を踏み出すのは本当に勇気がいることだし、人間は恒常性を求める生き物だから変化を恐れるんです。でも変化したあとのことになれてしまえば、当時の最初の一歩は本当に小さかったものに思えます。
前置きが長くなってしまいましたが、じゃー実際にどうだったんだよ!って話です。早速いきますよ。
CONTENT
私がワーホリで学んだ4つのこと
①英語の壁は思っていたよりも高くない
質問です。
日本にいてちょっとでも日本語が話せる観光客の方を見かけると【あの人日本語話せる】って思いませんか?テレビでインタビューに日本語で答えている観光客をみて、字幕がカタカナでも言ってることわかりませんか?それを逆の観光客側になったって思うと、ハードルが下がりませんか?
アジア圏から来ていて英語を普段話さないのが分かっているからちょっとでも話せると、相手は驚くし、【こいつ英語できるじゃん】ってなるわけです。
話せないから無理だよ。って思うのも話したことがないから無理って思うわけであって、メールなどの文面で送るのと違って単語やジェスチャーで伝えることができるから意志表示の難易度は下がるはずなんです。
何か伝えようとしていると待って何を言おうとしているのかわかろうとしますよね?ただそれが逆になっただけです。
確かに、ちょっとしたトピックになると単語を知らないのでなかなか話すのが難しく感じるかもしれないけど、【出身】【名前】【どこに住んでるか】【どれくらいいるのか】の返答と質問を用意しておけば、自己紹介できます。
それに加えて【寿司】のことをちょっと知識に入れておくと盛り上がります。ほとんどの方が寿司好きです。寿司の作り方話すとみんな喜びます。
【しっかり文にしないと】と考えて文を頭の中で組み立てて話そうとするから、英語を話すのが難しくかんじるわけであって。中学生の英語でもなんとかなるっていうのをどこかでみたことがあるけど、本当にその通りだと思います。
アルファベットなんて普段見慣れないし、学年があがるにつれ単語の難易度があがったし、文法も沢山覚えることがあって、英語が難しいって思って無理って思う人が多いと思うけど、そんなことありません。
生活していくとよく使う単語もわかってくるし、1つでも返答のレパートリーを持っていれば、会話になるし。それを習得するかしないかだと思います。皆さんが思っている以上に英語の敷居は低いのです。
②日本がいかに恵まれすぎている国かということを知れた
日頃はなんでも当たり前のように手に入ってしまう日本に住んでいると、それが常識となってしまっているんです。当たり前だけど。海外のちょっとした不自由さを日本と比較して不平をいい、日本が素晴らし国という認識になる。
都会なんて、1つ1つの駅が1つのオーストラリアのシティーってかんじだよね。食事のレパートリーもいっぱいあって夜もご飯食べるところがあって遅くまで開いてて。
電車なんて1分でも2分でも遅れたら謝罪入って。シドニーは時刻表はあるようでないようなもの。基本ずれる。始発と終電を気にするようにするぐらい。バスもずれる。
日本だと学校に行けるのがほぼ当たり前。
日本だと字の読み書きできるのがほぼ当たり前。
日本だと道路が舗装されているのが当たり前。
日本だとインターネットがスイスイ使えるのが当たり前。
日本だとトイレが綺麗なのが当たり前。
日本だとエアコンがあるのが当たり前。
日本だと新鮮が当たり前。
日本だと水道水が飲めるのが当たり前。
日本だとお風呂に浸れるのが当たり前。
この当たり前が他のところに行くと当たり前じゃなくなるんですよね。日本で生まれた特権っていうかもしれないけど、それを特権だと思っているならその特権に感謝したいし、本当に恵まれた環境で生活できているんだって感じました。
先人さん達が築き上げてくれた技術に感謝です。
四季ごとに桜みながら花見したり、夏になったらヒマワリ咲いて花火見て、秋には紅葉みながら癒されて、冬には雪降ってボードしたり。四季を感じれるのも素晴らしいことなんです。
食事も同様にね。
日本にいた時は、ちょっとでも汚れてれば汚いって言ったりとか、ちょっとでもインターネットのスピードが遅くなれば、ネットが全然使えないとか言ってたけど、他の暮らしを知ってしまうと本当に考え方が変わります。変わりました。当たり前を当たり前と思わずに感謝する気持ちを養うことができました。
③本当に何が必要なのか。っていうことを知れた
②の日本がいかに恵まれすぎている国かということを知れて、当たり前を当たり前と思わなくなるって記載しましたが、当たり前じゃなくなると少しのことでも満足できるようになるんですよね。
生活の質とか幸福度を下げるんじゃなくって、自然とそれで満足できるようになるんですよ。確かに便利になればいいに越したことはないんだけど、あればラッキーぐらいなんです。
そもそも、シドニーに滞在するって決めたのは都会だから何でも手に入りやすいところに住みたいっていう理由だったんですよね。それが農業を終えてシドニーに戻った時に思ったことは、ごちゃごちゃしすぎている。だったんですよ。自分が生活する上で、こんなに便利である必要はないって。
今まではモノに囲まれていたから、よく見えなかったけど、もので溢れすぎていた。自分にはどういうものが周りに欲しいのか。あれこれ好きなものを揃えるんじゃなくって本当に大切なものはなんなんだろうって考えるようになったんです。
人間も生き物なんです。シンプルにいきていくこともできるんです。
④自分自身を見つめることができた
そんな何でも手に入ってしまう環境を離れて、本当にシンプルな生活を送っていました。仕事という拘束がなくなって、海外に行って色んな世界をみてあれもいいなこれもいいな。って思う中で、【何がしたいんだろうな】って自問自答して、自分とゆっくりコミュニケーションがとれて。
今まではダラダラと敷かれた道を歩いている人生だったけど、一度立ち止まるってみることで、自分自身を知ることができました。
シドニーに戻ったらどういうことがしたいとか
日本に帰ったら何をしたいとか
将来どういうふうに生きたいとか
どういうところに行きたいとか
家族のこととか友達のこととか
色々な可能性について考えたりとか
本当に色々。
これって仕事を続けていたらなかなか考えられなかったと思う。周りに色々とあったら考えられなかったかもしれない。自分の周りにあるものを一時的になくしてみて考えられたことだと思っています。
確かに仕事を辞めるのは大きな決断だけど、人生という長いようで短い道の中では必要なことだったんだなって。
あれもしたいこれもしたいやりたいことがやっぱり沢山ある。それを達成するためにはどのようにしたらいいんだろう。
っていうよりも仕事が嫌だとか、人生楽しくないとか、何がしたいかわからないって人達に自分の経験を伝えたい。客観的に自分を見たり、将来のことを考えたり、色々なことに気づけたよ。って伝えたい。
人間十人十色
誰でも私とまったく同じことを学ぶってわけではないと思うんです。数ある中のたった1つの事例。感じ方も人それぞれ違うし、考え方も人それぞれ違う。でも何かしら学べることが絶対にあるはずなんですよね。
仕事をしているとなかなか得ることが出来ない長い長い休み。それがワーキングホリデー。ワーキングホリデーっていうから働かなきゃいけないって思う人もいるけど、働かなくてもいいんです。だってホリデーなんだもん。好きなことをしちゃっていいんですよ。
今の生活に疲れたからワーホリに行くでもいいし
海外で生活したいからワーホリでもいいし
国際結婚したいからワーホリでもいいし
ラウンドしたいでもいいし
本当に目的は十人十色だと思います。
やりたいことが見つからないって言ってる人も、やりたいことが見つからないって気づいただけでもいいことだと思う。色々な可能性を考えるきっかけになったこと。それだけでも意味があったんじゃないかな。
考えながら自分自身を見つめ直すことは成長することだと思う。そこに新たな気づきがあるわけだから。その考えることを辞めてしまったら停滞か衰退だよね。
まとめ
たった8ヶ月間の滞在だったけど、とても濃いものでした。目の前のことばかりを見ていて過ごしたので、客観的に今の自分自身を知ることができたのは本当に大きな学びでもあり収穫でもありました。
これだけのことを気づけたのは友人にも恵まれていたからでもあり、日本からも見守ってくれる人がいたからであって。本当にありがとう。
繰り返しになるけど、最初の一歩を踏み出すのは本当に勇気がいること。でもその一歩を踏み出すことで全く違う世界が見える。
違う世界が見えたのはあくまで結果論だけど、最初の一歩がなかったらその結果も知り得なかったわけで、想像でしか言うことができなかったでしょう。
もし、今ワーホリ中の方がこの記事を読んでくださっているならば、ワーホリ行きたいって思った時の気持ちを忘れずに、ワーホリ期間中しかできないことはチャレンジしてほしい。
もし、ワーホリを検討中の方がこの記事を読んでくださっているのならば、ぜひ背中を押したい。一歩を踏み出してほしい。
もし、日々の生活に悶々としている方がこの記事を読んでくださっているのでならば、自分どういうことをしたいのか考えるきっかけになってほしい。
何かのきっかけになれれば嬉しいな。
すべてに感謝。
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