オーストラリアでディーラーから車を買ったのにすぐに故障?そんな時に知っておきたい最良の解決方法。
こんにちは。オーストラリアでワーキングホリデー中のノブ(@nobu0810)です。
無事に車を購入することができました。
関連記事
ついに車を購入!!!オーストラリアでの車の探し方とその情報。車探しは情報が大切。
バンダバーグからブリスベンまではるばる来たしその日のうちに帰るのはなんかもったいないなーって思ってサンシャインコースト近くの宿に泊まることにしました。
サンシャインコーストは近年人気の出てきている観光スポットです。
こんなオシャレな町並み続いていて。
オーストラリアの代名詞といえるビーチももちろんあります。
そんな楽しめるはずだったサンシャインコースト観光が、水の泡となって消えました。
なぜなら。
ボンネットの下から謎の液体が漏れていたから。
しかもこういう日に限って日曜日でした。
修理工場も空いていないし、中古販売店も休みだし、翌日は仕事だからどうすることもできないし。
宿の人に事情を説明したら、「これは間違いなくラジエーターの液が漏れている。」と。
(・Д・)ノ
ちなみに。
ラジエーターとは、温かくなったエンジンを冷やす役割があります。
ラジエーターが壊れた=エンジンを冷やせない=エンジンがダメになる可能性がある=途中で車がだめになる可能性がある(オーバーヒート)。
不幸中の幸いで、ラジエーターの液が持続的に漏れているのでなく断続的に漏れていたので、運転席から確認できる温度計をこま目にチェックすることで、オーバーヒートが避けられるかもしれない。
っていうことで運転しながらもこのメーターを常にチェック。
せっかくサンシャインコーストに来たのに。せっかく車を買ったのに。完全にブルーモードに入っていました。
こま目に温度計をチェックして、こま目にラジエーターの液体を足して、無事にバッパーに戻れた時はどっと疲れがきたのはいうまでもない事実です。
車を売ったディーラーにクレームをつけてみた。
!!クレームをつけた時の流れと確実にクレームをつけるための手段。!!
その後、街の修理屋にもっていって、状況を説明しました。
この修理屋でも「これは間違いなくラジエーターの液が漏れている。ほら、水がつたった痕あるんだけど、見える?ラジエーターを取り替えるのは全部で500ドル(約4万円)ぐらいかな。」と言われました。
専門家に言われたんだから、ここで初めて確信が持てました。
とはいえ、ディーラーがいるのはブリスベン。バンダバーグからは車で4時間以上がかかる距離です。
ラジエーターが壊れているこの状況で車を持っていくのはリスク大です。
といっても、電話で状況を説明するのは今の自分の英語力ではちょっと無理があります。
電話だと声がこもって聞こえるから、聴き取りづらいんだよね。
ましてや、車の修理というちょっとした専門用語を使うことになるから、さらに難易度はあがります。
修理屋のお兄ちゃんに「代わりに状況を説明することはできないよね?」って聞いたけど、「Yes」の返事をもらうことができませんでした。
だけど連絡をしないと始まらない。っていうわけでディーラーに連絡をしました。メールで。
内容はこんなかんじです。
○ノブ:「はろーディーラーさん。土曜日に車を買ったノブだけど。ボンネットの下から水が漏れてるんだ。整備工場を回って聞いてみたら、みんなにラジエーターの問題だよ。って言われたんだけど。」
●ディーラー:「じゃーラジエーター本体のお金は出すよ。だから修理費は出してもらっていい?修理する人もこっちで見つけるね。」
○ノブ:「いつ修理する人を紹介してくれる?」って送ったんだけど、返事なし。
修理の総額を約500ドル(4万円)と聞いていたので、ラジエーター代だけでも出してもらえるなら良かったと安堵しました。
その後、丸1日返信がありませんでした。このままでは流されてしまう!!
そう思ったので、バッパーを掃除しているお姉さんに聞いてみました。
だって、もしかしたら解釈が間違っているかも?って思ったから。
○ノブ:「このメールってディーラーが修理屋を紹介してくれるっていう解釈であってる?」
これまでの流れも説明しました。
・ブリスベンで購入したこと。
・ディーラーがラジエーター代は出すといっていること。
・修理人を紹介するっていっていること。
すると…
●お姉さん:「そんな車返品しなよ!不良品じゃない。」
さらに。
●お姉さん:「ちょっと待っててね。お父さんにどこの修理屋を使ってるか聞いてあげる。そのあとその修理屋に事情を話してあげるよ。」
って。その後、お父さんに確認をしてくれて、修理屋にも電話を始めるお姉さん。
電話が終わり…
●お姉さん:「修理屋と話がついたから。ディーラーに連絡してくれるって。その修理屋から電話が来ると思うからーよろしくね。」
ってかっこ良すぎでしょ。
その後、その修理屋とやり取りをして、その日のうちにその修理屋に車を預けて翌日にはラジエーターが新しくなったマイカーを迎えることができました。
何か困ったらその人に英語が堪能な人に相談してみよう。
車を購入してから、ラジエーターが直るまで1週間がかかりました。
この1週間はあまり車を積極的に使えませんでした。せっかく車を買ったのに。
今回の修理の件で間違いなく車の点検に関しての知識をつけることができました。車を買う以前にこの知識をつけておけばよかったのに。って自分につっこみをいれてしまいたくなるほどです。
これからラウンドに行く予定なんだけど、長距離を走ることは間違いないからトラブルがどれほどリスクがあるのか。その時にどのような対応をすればいいのか。っていうのを知ることができたのは本当に大きな収穫です。
でも、今回はそれ以上に大きな収穫がありました。
それが困った時は、迷わずに相談してみよう。ってことです。
もし自分が逆の立場だったら、【代わりに電話してあげようか?】って言える自信がありません。
ましてや顔見知り程度の人の代わりにクレームをつけるだなんて。っていうのが本音です。
だけど、オーストラリアの人達は違います。
・迷子になっていたら声をかけてくれる。
・困っている人を見つけたら声をかけて助けてあげている。
・液体が何かを確かめるために舐めてくれる。(←これには本当に驚きました)
どうしても、他人に迷惑をかけるのは…という意識が働いてしまいます。周りの目ばかりを気にして生きてきたからでしょうか。
でもオーストラリアでは間違いなく違う考えが存在しています。
何か困ったことがあったら、周りに声をかける。困っている人がいたら助ける。そしてそのことを長く引きずらずに、貸し借りで考えないんですよね。
といってもこれが言えるのも、今回電話でのやり取りが英語だったっていうのも大きな要因の1つです。
オーストラリアに在住していて、英語を共用語で話すように育ってきた彼らにとって、電話をするという行為事態になんのハードルも感じないのです。
実際に、掃除のお姉さんに今回のラジエーターの件が無事に解決したことを伝えると、「良かったじゃない!!ハイタッチしよう。」って自分のことのように喜んでくれました。
この国民性本当に好きです。
このような体験ができたのも自分の身近に仲良くしてくれていて、英語が堪能は人を見つけることができたからです。
自分ができないことを認め、その悩みをさらけ出すことができることが大切なんだなっていう学びでした。
まとめ
繰り返しになりますが、母国語以外での電話対応は想像以上に大変です。ですが、今回の私の体験のように英語が堪能な人に相談してみると、物事が劇的に進むことがあります。
悩んで行動しようか迷っているのであれば、頑張って一歩を踏み出して相談してみましょう。
悩んでいたことがとても小さく見えるほど、あっけなく進めるかもしれませんよ。
<他にもこんなこと書いています。>
・海外旅行傷害保険に行くなら必ず所持しておきたい。オススメのクレジットカード4選
・オーストラリアで罰金約3万円を払うことに。もう一度オーストラリアの交通ルールについて確認してみよう。
・オーストラリアのQLDでワーホリ中に車の横転事故に巻き込まれた!被害者としてできること。保険のことやCTPのこと。
・ついに車を購入!!!オーストラリアでの車の探し方とその情報。車探しは情報が大切。
・オーストラリアで車を購入する時の点検事項をまとめました。しっかりチェックしないとあとで悲惨なことに。
・メルボルン編はこちらからどうぞ。
・バンダバーグ編はこちらからどうぞ。
関連記事
-
高速付近で車がエンスト!!こんな絶望的な状況を救ってくれたのは…
こんにちは。オーストラリアでワーキングホリデー中のノブ(@nobu0810)です …
-
WWOOF(ウーフ)4件目〜WWOOF(ウーフ)仲間は大切です〜
4件目は約1週間の滞在でした。この場所は2件目で出会った日本人のWWOOF(ウー …
-
オーストラリアのメルボルンでの仕事探しで贅沢はいけない?”二兎追うものは一兎も得ず”とはまさにこのこと。
※この記事は2016/07/18現在の為替レート(1豪ドル=80円)で計算してい …
-
バンダバーグでのファーム生活2ヶ月目の収支報告。思ったよりも稼げていなかった。
※この記事は2016/10/14現在の為替レート(1豪ドル=約80円)で計算して …
-
ワーホリでのホームステイ経験者が語る。最初のホームステイは必要なのか?
みなさんへ質問です。オーストラリアでワーホリをする上で、ホームステイはした方が良 …
-
シドニーの年越し花火を無料で良い場所で観るために!!オススメスポットと伝えたい6つのこと。
年越しの盛大な花火大会で知られているオーストラリア・シドニーでの年越しイベント。 …
-
ワーホリは学びしかなかった。不可欠な時間だったって話。
日本に帰ってきて、【どうだった?ワーホリ?】って聞かれます。 その …
-
もしワーホリをしていた自分にアドバイスを出来るとしたら、このアドバイスをしたい。
こんにちは。ノブ(@nobu0810)です。 主催者側として、ワーホリの経験を話 …
-
バンダバーグでのファーム生活3ヶ月目の収支報告。”やっと車が買えるようになりました。”
※この記事は2016/11/14現在の為替レート(1豪ドル=約80円)で計算して …
-
WWOOF(ウーフ)に行く前に必ず確認すべき3つのこと
こんにちは。看護師を辞めてオーストラリアでワーホリをしてきたクスモトです。 WW …