映画レビューその11 Something’s gotta give(恋愛適齢期)

こんにちは。ノブ(@nobu0810)です。

今回は2003年に公開された「Something’s gotta give(恋愛適齢期)」です。

予告

あらすじ

音楽業界で活躍する63歳のハリー・サンボーン（ジャック・ニコルソン）は、30歳未満の女性が恋愛対象の結婚経験ゼロの裕福な独身プレイボーイ。

現在は、一度の結婚経験のある独身の54歳の人気劇作家エリカ・バリー（ダイアン・キートン）の娘マリン（アマンダ・ピート）と付き合っていた。そんなある日、ハリーはエリカの所有する海辺の別荘でマリンと過ごすために訪れるのだが、そこで突然の心臓発作に見舞われてしまう。

何とか一命は取り留めたものの、ジュリアン・マーサー医師（キアヌ・リーブス）の指示で、エリカやエリカの妹ゾーイ（フランシス・マクドーマンド）の世話になりながら、療養の為、そのまま別荘にしばらく滞在させられる破目になる。

wikipediaより

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感想

前情報なしでこの映画を観始めたとき、ハリーとマリンがうまくいくまでを描くストーリーだと思っていたんだけど、最終的には、ハリーとエリカがくっつくというストーリーでした。

お互いがお互いの恋愛歴があって。

ハリーは、30歳未満の女性が恋愛対象と思ってこれまで生活していたから、エリカに恋するなんて思ってもなかった。でも最初から人間としての優しさが出ていて、惹かれていく描写もすごく分かりやすくって。誠実に彼女に惹かれていく様子がわかった。

一方のエリカは離婚歴があって、作家として人生を歩んでいくのを決めていたところ。自分自身にプライドがあってどこか自分自身はこうしたい。こうあるべき。って自分に言い聞かせている感じを受けました。

キアヌ・リーブス演じるジュリアンと交際しているけど、どこかで「私にハリーは合わなかったのよ。」と自分で言い聞かせているような気がして。ハリーのことをフィクションで書いた劇作も、愛情の裏返しの表現だったんだと思うと、不器用だったんだよね。

まっすぐに向き合いたいけど、どこか素直になれなくって少しずつすれ違っていっちゃうのなんて、観ていてもどかしくなったけど、とても共感できるポイントでした。

本当に好きな人や認めたくないけど心で求めてしまっている人の前だと自然と笑顔になっちゃうんだよね。だって、やっぱり嬉しいものですもん。なんかしらの会話のできることが。接点をもつことができることが。

恋愛をするのに年齢なんて関係ない。10代だろうと、60代だろうと人を思うって気持ちは生きている上で不変な感情だと思うから。

もう恋愛をする歳じゃない。って世間一般の感情に左右されるんじゃなくって、自分自身に正直になること。これが必要なことなんだよね。

それにしても、ジャック・ニコルソンは演技が上手。嫌みなことを言っているんだけど、どっかに口にしていることと実際の心情が違うだろう。って思える描写があったんだけど、それを演じれてしまう彼の演技力に本当に驚きました。優しさが溢れでていました。本当名俳優です。

泣きながら作品を書くエリカのシーンは何度観ても微笑んでしまいました。笑っていいシーンかはわからないけれど、とてもチャーミングでした。

今回の監督は、ナンシー・マイヤーズさん。「The Intern(マイ・インターン)」や「ホリデイ」でも脚本・監督を務めた方。本当にいい映画多いです。

恋愛に億劫になっちゃっている方。もどかしくてワーキャー言いたい方にオススメに映画です。ぜひ観てみてくださいね。

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これまでのレビューです。
001→into the woods(イントゥ・ザ・ウッズ)
002→You’ve got mail(ユーガットメール)
003→One Day (ワン・デイ 23年のラブストーリー)
004→About Time(アバウトタイム〜愛おしい時間について〜)
005→Devil wears Prada(プラダを着た悪魔)
006→Jurassic World(ジュラシック・ワールド)
007→The Intern(マイ・インターン)
008→The Holiday(ホリデイ)
009→007 Spetre(スペクター)
010→Star WarsⅦ: The Force Awakens(スターウォーズⅦ：フォースの覚醒)