今だから言えるフィリピンのセブ島へ語学留学に来てすぐ、本気で悩んだ話。
2016/05/09
こんにちは。フィリピンのセブ島で語学留学中のノブ(@nobu0810)です。
セブ島にきて早くも3週間が経過しました。残りあと5週間?残りたった5週間?たった5週間です。それだけ有意義な時間が過ごせているんだなって実感しています。
平日は授業を受けて、週末は日中出かけ夜に飲みに行ったりしています。厳しい校則がないがための過ごし方をできているのではないでしょうか。
そんな今の学校での生活に適応することができた私ですが、学校に来て3日間ぐらいは本当にこれからの2ヶ月の生活をどのようにしていこうかということを本気で悩んでいました。
「どうしよう。どうしよう。これからどうなってしまうんだろう。自分が求めていて聞いていた情報と全然違うじゃないか。」って本気で思ったし、絶望感を感じました。
どうしてそのような気持ちになったんだろう?って考えてみると、「自分自身の中で英語環境に身をおきたいのに!」っていう気持ちと実際の英語環境を期待してきた現状があまりにも違い過ぎたからです。
私が思い描いていた学校とそのギャップについて説明をしていきます。
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事前の情報と実際の学校が違い過ぎた。
学校選びの記事でも説明をしたのですが、フィリピン留学をする前に決めていた条件として、以下の5つでした。
①土地選び。
②日本資本か韓国資本か。
③スパルタか非スパルタか。
④スピーキング重視。
⑤生徒数が多すぎない。
これにプラスして、⑥日本人比率が少ない学校というのを自分の中の条件としてあげていました。どうして、日本人比率が少ない学校を選んだかというとその方が、日本語で話す頻度が少ないと思ったからです。
事前のエージェントに選んでもらった情報を基にいざ学校に到着してみたのですが、実際は全然違うものでした。こんなはずではなかった…と思ったこととしては3つあります。
(1)5−6割の日本人比率だったはずがまさかの8割越え。
(2)定員80人だったはずのところがまさかの100人越え。
(3)ルームメイトに1人は日本人じゃない人がいるかと思ったらまさかのオール日本人。
オーストラリアの語学学校に行った際は日本語で喋ってたら注意してくれた先生がいました。ですが、ここではそういうことはなく、スタッフとも日本語で話をするし、先生達もフィリピン語で話しているし、フィリピン語や日本語や台湾語を教え合ったりもしています。
厳格な”英語しか話してはいけないというルール”がないので、校内では日本語が飛び交っています。「日本人同士で英語で話しているのが違和感がある。」とまで言われたぐらいです。
フィリピンに留学に来る前は、例え校則が厳しくなくても自分が英語をなるべく話すように意識しておけば、自然と授業以外でも英語を話す機会が増えるだろう。と思っていました。
ですが、そのギャップがあまりにも多すぎたので、「どうしよう。」となってしまったのです。
英語はあくまでツール
正直、ここまで校内のいたるところで日本語が溢れているのであれば、もっとルールが厳しい学校に変えた方がいいかもしれないとまで思いました。ですが、結局、今日までその学校に居続けているし、卒業するまでの5週間はこの学校で過ごし続ける予定です。
どうして、そこまで気持ちの変化が起きたんだろう?って考えた時に、“あまりに英語だけの環境に置かなければいけない。”というふうに固執しすぎていたから。だと今振り返れば思います。
フィリピンに行く前は「絶対に英語のスピーキングスキルを改善して、ワーキングホリデーに繋げていくんだ!」って決心をしてからフィリピン留学に臨みました。
その結果、日本語を避けるような生活を希望して、極端に言えば、日本語でのやり取りを最低限にしたいとまで思っていたのです。せっかくフィリピンに来て英語を勉強しようとしているのにどうして日本語でなければならないんだろう?って。
でもこれって「人のことを英語を話すための人」というように考えていたとも言うことができます。実際に3週間が経過して先生や台湾の方達と話していて英語で意思疎通がとれる喜びもあるけれど、それと同時にお互いの文化のことや共通の話題を見つけて語り合えることが何よりも嬉しいです。
英語を話すことを意識しすぎると先生や台湾人の方達をも「英語が話せるから」という理由でコミュニケーションをとることを選んでしまいがちになってしまいます。でも、それでは一緒にいることも苦痛になってしまうのではないでしょうか。
あまり英語に固執しすぎてしまうと生活自体がかたぐるしく楽しめないものになってしまいます。
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→英語ってコミュニケーションのツールでしかなくって、大切なのはその先にある心のふれあいだと思うんです。
日本人と日本語で通じ合えるメリット
日本に生まれて慣れ親しんだ日本語。その日本語が生活に不自由することなく、さらに自分の思っていることをより正確に伝えられる日本語を使ってコミュニケーションがとれるメリットを考えたとき、①悩んでいる時に言葉のニュアンスに間違いがなく伝えられるのが日本語。②英語でのニュアンスの違いや使い方の違いが分からない時に使えるのが日本語。があげられます。
実際に悩んでいることを共有したりできるのは今の時点だとまだ日本人の方にお世話になっています。でもこのことによって本当に助けられているし、救われています。
あまりに英語の環境に固執しすぎて自分自身の思っていた環境と違うからって、落胆するのではなく与えられた環境で他国籍の方とコミュニケーションがとれるように自分自身で環境を作っていけばいいのではないでしょうか。
・先生と食事に行ったり、出かけたり、SNSでやり取りをすればいい。
・他国籍の方々に声をかけて仲良くなればいい。
といった具合にです。
今では授業以外の時間でも英語で話す時間の方が、日本語で話す時間よりも多い日が多くなってきました。
きっと英語で話すことを意識すぎて日本人を避けるような過ごし方・接し方をしていたらこのような結果にはならなかったでしょう。
新しい環境を取り入れようとした時に、どうしてもこれまでの環境を遮断しようと思ってしまいます。
ですが、あまりにも英語だけの環境というものに固執しすぎるのではなく、自分自身の環境の中で上手に英語と日本語のバランスを見つけていきながら生活をしていくことが必要なんだな。と気づかされたフィリピン留学1週目の出来事でした。
1週目当時は、本当に悩んだけれど、こうやって振り返ることができて本当に良かった。
これから留学や新たな地で新たな言語を習得しようとされている方にこの経験談が届くことを願って。
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