のぶろぐ〜好きをもとめて1光年〜

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デイサービスで看護師として働いて気づくことができた6つのこと。

   


こんにちは。ノブ(@nobu0810)です。

私は、看護師として総合病院に5年間勤めていました。その後ワーキングホリデーにオーストラリアへ行き今は派遣看護師として、デイサービスで勤務をさせてもらっています。デイサービスっていうとどうしても総合病院よりも楽なイメージを持たれている方が多いかもしれません。

確かに夜勤はまったくなく残業もほとんどないデイサービスの勤務は、夜勤も残業もある病棟の看護師よりも大変ではないかもしれません。かといって、まったく学びがないわけではないんです。デイサービスに勤めることで病棟勤務では見ることができなかったことをたくさんみることができました。まだ勤務して半年も経っていないのですが、気づけたことをまとめていこうと思います。

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①退院後の生活を知ることが出来た

最初の就職先は総合病院で、急性期の病院でした。急性期っていうのは、病気になって間もないこと。病状が落ち着いてしばらく経つとそれを慢性期といいます。

勤め始めて間もない頃は、目の前の患者を看ることでいっぱいいっぱいでしたが、経験を重ねることで色々なことを考えられるようになっていきました。その1つが退院後に必要な介護サービスなどを考えるということです。

入院するんだから、理想的な結末は無事に退院することです。自分自身で何でも出来る方は、今までとほとんど変わらない生活を送ることになりますが、高齢で何らかの介助がいる方は、どのようにその人を看ていくのかを考える必要があります。介護保険のことだったり、デイサービスだったり、施設に入所することだったり。

病棟にいる時は、退院後のサービスをなんとなく調節して退院できるまでもっていければいいやっていう気持ちがどうしても強かったんですよね。看護サマリーを書くっていう作業もあるんだけど、埋めればいいやという気持ちがどこかにありました。

学生の時にどういうタイプの施設(特別養護老人ホーム・有料型老人ホームなど。入居者数の違い。介護度の違い)かというのは学んだけれど、実際にどれくらいの介護度の人がどこに入るかっていうのはイメージできませんでした。

デイサービスには在宅から利用する方もいるので、家族の気持ちや本人の気持ち。社会交流の難しさなど老後の生活の難しさを知ることができています。入院中ではなかなか看ることが出来なかった一面です。

②家でみることの大変さを知ることが出来た

デイサービスに来る方の目的の1つに社会交流を持つことがあります。その他にも在宅介護の負担軽減という意図で来所される方が多いです

在宅でずっとみるってなると24時間看なければいけないんですよね。いくら家族とはいえ、その疲労度は計り知れないものがあるようです。みる方も体力も低下しており、男性が女性を看るってなると必要な労力はそれ以上です。

もしデイサービスやデイケア・ショートステイに預けることが出来るのであれば、少しは自分の時間を作ることができます。

やっぱり疲れちゃうんですよ。どこかで息抜きがないと24時間ぶっ続けで誰かを看るなんてことは難しいんですよね。日本が今後超高齢化社会を迎えると一部では取り上げられていますが、すでに考えなければいけない問題だと思っています。

③ケアマネの役割、サービスの大切さを知ることが出来た

病棟で働いている時は、ケアマネージャーに連絡して調節してもらって退院へ持っていくということがしばしばありました。サービスを調節してくれるのはケアマネージャーの仕事と思っていました。

サービスを調整するのはケアマネで大方間違いではないのですが、ケアマネージャーの負担はとても大きかったです。1人のケアマネージャーで30人ほどの担当をさばいていることを知りました。

一人一人に対して長期的な計画や介入の内容を書類として発行し、それをサービスに関わる従事者に周知しなければならないのです。

電話して、サービス調節してもらって、それでおしまい。対応が遅いと催促したりとしていましたが、本当に申し訳なかったです。今の職場でもケアマネージャーさんとお話する機会があるのですが、常に何かに取り組まれています。本当に大変なお仕事です。ケアマネージャーは。

④看護師で働くことは病院だけではないということを知ることが出来た

病棟で夜勤やったり残業したりが当たり前の働き方だと思っていたけど、そうじゃなかったんです。

デイサービスで働いているって言うと口には出さないけれど、”えっ?デイサービスなの?”ていうのが伝わってきます。病棟で働いている看護師さんの割合が多いため、そのように思うかもしれませんが、病棟で業務をこなすことだけが看護師ではないと思っています。

自分がどういう看護をしたいのか。それを実現できる場所はどこなんだろう?っていうのを考えるといいと思っています。働き手は沢山ある看護師という仕事だからこそ自分がどういうことがやりたいかっていうのをしっかりと実現できる仕事だと思っていますし。

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看護師辞めたい?そんな時に読んでほしい。看護師のメリットは多様な働き方ができるということ。

⑤最後まで話を聴くことが出来る

これ個人的には結構大事です。業務に追われて全然話を聴いてあげられないことが多々ありました。入院している時ってやっぱり不安なんだよね。症状が強い時なんてさ。自分の病気がこれからどうなるんだろうとか絶対に考えちゃうじゃないですか。

看護師をしている時って技術ももちろん大切だけど、話を聴くってことが本当に大切だと思っています。デイサービスで勤めていると、ちょっとした体調の不調を訴えて相談されることがよくあるんです。風邪の症状だったり、肌のトラブルだったり。ちょっとした症状でも普通じゃなくなるからやっぱり不安なんだよね。その不安の訴えに対して、話を聞いてあげることが出来るんです。

医師が常駐しているわけではないからすぐに医師に報告をするというわけにもいかず、自分の判断・考えをデイサービスの利用者に伝えます。真摯に話を聴いて、結論を伝えるだけでとっても安心できるみたいなんですよ。これってすごい大切なことだと思うんです。

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看護師を通じて学んだ【聴く】という力

⑥介護現場の実態を知ることが出来た

世間では介護士の不足のニュースが度々流れています。私が今働いているデイサービスは有料型老人ホームと同建物にあるんで、老人ホームの介護員の実態も把握する機会もいただきました。ニュースで伝えられている通り、どこの施設でも介護員は不足しているのが現状です。

介護員が少ない中でも勤務なので、介護員にも負荷がかかります。介護の質が落ち、入居者への対応も余裕のないものになってしまいます。

介護員も疲弊していってしまい辞めちゃって、残る介護員への負担が増える…負のスパイラルです…。介護士さんへの待遇をもっと考えていかないと、状況は変わらないように思います。コンビニでバイトするのも介護士とバイトするのも大きく給料は変わりません。

テレビでは入居者への虐待も取り上げられていますが、少ない介護員に人手不足…。この状況はずっと変わっていないようで、超高齢化社会を迎える日本ではさらに深刻化していくでしょう。

まとめ

nurses-care
文字だらけになってしまいましたが、以上がデイサービスで働いて気づけた6つのことでした。基本的にデイサービスで過ごす方はニコニコしていて、そんな方達から毎回元気をもらっています。本当に恵まれた環境で感謝感謝です。

こんなこと書いています。
私が看護師を辞めた理由。一生は無理だなって思った話。
NHK特番”老衰死〜穏やかな最期を迎えるには〜”死という人生の一大イベントをどのように迎えるのか。
看護師をやっていて考えさせられた、勤める以外でお金を得る方法を知っておいた方が良い思った話。

そっじゃ!!


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 - 看護師

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